西松安野友好基金の和解事業 天津追悼活動

中国天津市で追悼活動
2017年4月8日~10日

西松安野友好基金の和解事業として、中国天津市で、安野発電所建設工事に強制連行され
日本で死亡した中国人を追悼するなどの活動を行ないました。
中国各地から安野の受難者・家族・遺族など143人が参加しました。
日本各地からも19人が参加しました。

 <日程>
  8日 西松安野友好基金中日民間交流晩会
  9日 安野殉難労工追悼大会
      天津市烈士陵園の「在日殉難烈士・労工紀念館」で展示見学と追悼法要
      天津市内観光
      西松安野友好基金中日民間交流晩会
   10日 解散 


<4月8日>日本からの参加者が北京空港に到着

遺族の陳学昇さん(右)と王崇祥さんが
北京空港に出迎え

中日民間交流晩会を開催(天津市内のホテル)

吉村石材店の吉村政則社長がドローンで空撮した映像を上映。
善福寺・安野発電所・記念碑の映像を遺族たちは食い入るように見入った

現在、健在な受難者は5人。
うち4人の家族が参加し、自己紹介した

日本で死亡した劉存山さんの義妹
孫秀英さん(86歳、左)も参加

日本からの参加者が前に出て挨拶

吉林省から参加した
遺族の姚玉春さんが挨拶

王洪文さんの遺族で孫の王皎さんが挨拶

交流する遺族たち

交流する日中の参加者

<4月9日朝>
  安野殉難労工追悼大会を開催(天津市内のホテル)

日本で死亡した29人をはじめ
帰国後に亡くなった人びとを追悼した

遺族たち

原爆死した楊希恩さんの
長男・楊世斗さんが挨拶

増水した太田川に流されて死亡した
劉存山さんの姪・劉淑蘭さんが挨拶

原爆死した臧樹寛さんの
姪の子・臧玉明さんが挨拶

献花する遺族たち

献花する遺族たち

献花する日本からの参加者と遺族

閉会挨拶をする
元河北大学教授・劉宝辰さん

献花する遺族たち

献花する藤井住職と遺族たち

<4月9日午前>
  天津市烈士陵園内の「在日殉難烈士・労工紀念館」の展示を見学
  紀念館内の遺骨安置室で日本で死亡した29人の追悼法要を実施
   (遺骨安置室には日本に強制連行され死亡した約7,000人のうち約2,300人とみられる遺骨が
    戦後、日本の民間団体の手で中国天津に送還され、安置されている)

「在日殉難烈士・労工紀念館」に入る

展示を見学する

展示を見学する

展示の中に亡父の写真を見つけて
写真を撮る遺族

亡父・王進忠さんの写真を真ん中にして
写真を撮る兄弟

遺骨安置室で日本で死亡した人の遺族が
遺骨と対面。
善福寺住職・藤井慧心さんとともに

日本で死亡した人の遺族が遺骨と対面

日本で死亡した人の遺族が遺骨と対面

烈士陵園で劉宝辰さんの説明を聞く

藤井住職と記念撮影する遺族たち

烈士陵園で記念写真を撮る遺族たち

<4月9日午後>
  天津市内を観光
  「元昇茶楼」で相声(漫才)~イタリア街(租界跡)~「津門 麻花王」店~古文化街>

「元昇茶楼」で昼食をとりながら
相声(漫才)を楽しむ

5組の若手が漫才を演じた

イタリア街(租界跡)を散策

ガイドさんの案内でイタリア街を歩く

古文化街

天津名菓「麻花」で有名な「津門 麻花王」店。
店頭には大きい麻花を持つ子どもの像がある

<4月9日夜>
  中日民間交流晩会を開催(天津市内のホテル)

受難者・邵義誠さん(91歳)が
予告なく参加!

ワーッという歓声があがり
大勢の人たちが邵さんの周りに集まった

遺族・呂志剛さんが挨拶

遺族・于同海さんが挨拶

孫の世代の遺族・李帆さんが挨拶

遺族・郭秀英さんが京劇を披露

遺族・呂志英さんがハーモニカを演奏。
郭さんが一緒に歌い、会場は大合唱

日本からの参加者(左)と
中国側が大合唱

活動の準備を担当した天津在住の3人。
遺族・郭愛華さんが代表して挨拶

閉会後、
邵義誠さんを見送る人の輪ができた

基金から全員に記念品が贈られ
内田委員長が遺族・宋建剛さんに
手渡した